Liturgy is the project of Haela Ravenna Hunt-Hendrix, whose yearning, energetic “transcendental black metal” exists in the space between metal, experimental, classical music and sacred ritual. The band is simultaneously a platform for fine art and theology

きっかけはおっぱい。おっぱいの写真が気になって聞いてみた。のはいいけど。いや、これってむずかしすぎでしょ。ひょっとしてネルトリンゲンの話? これって、これ。Liturgy (Haela Ravenna Hunt-Hendrix) – 93696。トゥイッターで、Sharon Van Etten と deathandtaxes さんたちがフォローしていて Emma Ruth Rundle 方面のエクスペリメンタルロックって見出しなんだけど。これにつづく説明書きがとんでもなかった。むずかしすぎでしょ。整理整頓がそもそもややこしいんじゃない。Liturgy って名前じたいがキリスト教の礼拝。って宗教的ななまえなのだが、音楽的には「transcendental black metal」とタグ付けされているだ。よくわからんけど。彼女自身、それは「メタル、エクスペリメンタル、クラシック、神聖な儀式を横断している音楽」と書いていてすでにわけわかめのわからないけれども。話がややこしいのは、彼女の音楽よりもまえにブラックメタルってジャンルがあって、「ブラックメタル(Black Metal)とは、ヘヴィメタルのサブジャンルの一つ」具体的に MAYHEM「De Mysteriis Dom Sathanas」BURZUM 「Hvis Lyset Tar Oss」なんだと。、、、とバンド名が掲げられていますがあきまへんよくわかりませんが、「極寒の地ノルウェーから生まれたブラックメタルなる異形の音楽は、反キリストをかかげるレイシストやサタニズムなどとともに、一線を超えた思想的なエスカレートと、邪悪な魂を表現する類の音楽であって、演奏技術や録音面の弱さも含めて、一般の人々からすれば自己満足的な劣悪な音楽とも思われがちであろう。」と劣悪で下手糞のデスメタルと書いてあって、しかも反キリストなんである。しかも日本の文学界からは三島由紀夫と澁澤龍彦が圧倒的な影響を与えたらしい、というから股にかけて輪をかけてやっぱよくわからんけれども。どうやら悪魔主義方針らしく反キリスト。なので彼女の「transcendental black metal」は「ブラックメタル(Black Metal)のアンチなマギャクでキリスト崇拝。キリスト教に捻れて、自己犠牲、自己克服。歪んでクラシック要素、ラップトップのシンセ、前衛的なアバンギャルド、エクスペリメンタルの応酬。(と書いても理解しかねてます)black metal experimental avant-garde classical。とんでもない。「LITURGYの “93696”、ライナー・ノーツを書かせていただきました。ハンター改めラヴェンナはずっと、メタルと前衛クラシックの境界線を探っていた人だけど、今回の作品でヘヴィネスを”神聖”へと再定義し、遂に完璧な調和に至った。パンクの力も得たまさに超越のブラックメタル。2枚組最高傑作。ぜひ!!」と書いてあって呆然自失の茫然自失。殺傷能力高すぎだろ。内容はよく理解しかねるけど相当すごい聖音楽みたいだ。

Liturgy live at Instants Chavirés Montreuil 2022

というか。あやうく騙されるところだった。この彼女はもともと彼でオトコ。transcendent なのは宗教的な超越とかじゃなくて性転換。オンナっぽく変身したひとだったのだ。あぶない。あぶない。

症状がひどくなったらすぐエテリアル。Sound of Ceres – Outer Century

BIG WETT – GSPOT

LACUNA COIL – Save Me

Hannah Sandoz – Josephine