この広い日本でもっと広い世界征服を目論んでいる「春ねむり」Haru Nemuri という結社があるみたい。はっきり言えることはブスだって・・・こと。

ʕ•ᴥ•ʔ春ねむりちゃんʕ•ᴥ•ʔ
❤︎1がつ10にちうまれ❤︎
おしごと:うたうさいしゅうへいき
どうぶつ:しろくま
しゅうきょう:ろっくんろーる
◆ろっくんろーるのしゅくふくをうけたぜったいてきでぃーば
きみのあしたをいきのばす

春ねむり – ゆめをみよう

春ねむりさんが昨年2018年に発表したアルバム「春と修羅」。春と修羅と言えばボク的には宮沢賢治に決まっている。(青空文庫さんちから)

心象スケツチ 春と修羅 大正十一、二年

わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)

これらは二十二箇月の
過去とかんずる方角から
紙と鉱質インクをつらね
(すべてわたくしと明滅し
 みんなが同時に感ずるもの)
ここまでたもちつゞけられた
かげとひかりのひとくさりづつ
そのとほりの心象スケツチです

これらについて人や銀河や修羅や海胆は
宇宙塵をたべ または空気や塩水を呼吸しながら
それぞれ新鮮な本体論もかんがへませうが
それらも畢竟こゝろのひとつの風物です
たゞたしかに記録されたこれらのけしきは
記録されたそのとほりのこのけしきで
それが虚無ならば虚無自身がこのとほりで
ある程度まではみんなに共通いたします
(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに
 みんなのおのおののなかのすべてですから)

けれどもこれら新生代沖積世の
巨大に明るい時間の集積のなかで
正しくうつされた筈のこれらのことばが
わづかその一点にも均しい明暗のうちに
  (あるいは修羅の十億年)
すでにはやくもその組立や質を変じ
しかもわたくしも印刷者も
それを変らないとして感ずることは
傾向としてはあり得ます
けだしわれわれがわれわれの感官や
風景や人物をかんずるやうに
そしてたゞ共通に感ずるだけであるやうに
記録や歴史 あるいは地史といふものも
それのいろいろの論料データといつしよに
(因果の時空的制約のもとに)
われわれがかんじてゐるのに過ぎません
おそらくこれから二千年もたつたころは
それ相当のちがつた地質学が流用され
相当した証拠もまた次次過去から現出し
みんなは二千年ぐらゐ前には
青ぞらいつぱいの無色な孔雀が居たとおもひ
新進の大学士たちは気圏のいちばんの上層
きらびやかな氷窒素のあたりから
すてきな化石を発掘したり
あるいは白堊紀砂岩の層面に
透明な人類の巨大な足跡を
発見するかもしれません

すべてこれらの命題は
心象や時間それ自身の性質として
第四次延長のなかで主張されます

     大正十三年一月廿日

春と修羅(mental sketch modified)

心象のはひいろはがねから
あけびのつるはくもにからまり
のばらのやぶや腐植の湿地
いちめんのいちめんの諂曲てんごく模様
(正午の管楽くわんがくよりもしげく
 琥珀のかけらがそそぐとき)
いかりのにがさまた青さ
四月の気層のひかりの底を
唾つばきし はぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
(風景はなみだにゆすれ)
砕ける雲の眼路めぢをかぎり
 れいろうの天の海には
  聖玻璃せいはりの風が行き交ひ
   ZYPRESSEN 春のいちれつ
    くろぐろと光素エーテルを吸ひ
     その暗い脚並からは
      天山の雪の稜さへひかるのに
      (かげろふの波と白い偏光)
      まことのことばはうしなはれ
     雲はちぎれてそらをとぶ
    ああかがやきの四月の底を
   はぎしり燃えてゆききする
  おれはひとりの修羅なのだ
  (玉髄の雲がながれて
   どこで啼くその春の鳥)
  日輪青くかげろへば
    修羅は樹林に交響し
     陥りくらむ天の椀から
      黒い木の群落が延び
       その枝はかなしくしげり
      すべて二重の風景を
     喪神の森の梢から
    ひらめいてとびたつからす
    (気層いよいよすみわたり
     ひのきもしんと天に立つころ)
草地の黄金をすぎてくるもの
ことなくひとのかたちのもの
けらをまとひおれを見るその農夫
ほんたうにおれが見えるのか
まばゆい気圏の海のそこに
(かなしみは青々ふかく)
ZYPRESSEN しづかにゆすれ
鳥はまた青ぞらを截る
(まことのことばはここになく
 修羅のなみだはつちにふる)

あたらしくそらに息つけば
ほの白く肺はちぢまり
(このからだそらのみぢんにちらばれ)
いてふのこずゑまたひかり
ZYPRESSEN いよいよ黒く
雲の火ばなは降りそそぐ

Haru Nemuri – 春と修羅

春眠り。1995年生まれ、横浜出身のシンガーソングライター / ポエトリーラッパー / トラックメーカー。17歳からバンドを始め、シンセを担当。21歳、突如マイクを握り、うたう最終兵器「春ねむり」としての活動を始める。自身で全楽曲の作詞・作曲を担当している。活動をはじめて数ヶ月後には、正規音源未発売ながらBAYCAMP2016にO.A.として出演。 また、音楽プロデューサー蔦谷好位置氏とのコラボ曲「さよならぼくのシンデレラ」の制作ではリリックと歌唱を担当。2016年10月、ファーストミニアルバム「さよなら、ユースフォビア」でデビュー。その後、デビュー3ヶ月でワンマンライブをソールドアウトし、冬のBAYCAMP201701、WOOLY SUMMITなど、複数のフェス・サーキットイベントへ出演。また、トラックメーカーとしての楽曲提供、ソロでの客演参加も盛んに行い、2017年3月にはリミックス作品をリリース。そして、活動開始から一年、セカンドミニアルバム「アトム・ハート・マザー」をリリース。同作品が、2017年6月度「タワレコメン」へ選出。直後の夏には、オーディション優勝を経て「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」へ出演!(他、カオスフェス、つくばロックフェス、BAYCAMP 2017等へ出演)。さらに、8月には芋生悠主演映画「; the eternal /spring」の主題歌を担当、9月には後藤まりことの共作シングル「はろー@にゅーわーるど / とりこぼされた街から愛をこめて」をリリース。デビューから一年の節目には、吉祥寺・武蔵野公会堂にて自身初となるホールワンマンライブを成功させた。2019年にはヨーロッパを代表する20万人級の巨大フェスティバル「Primavera Sound 2019」への出演の他、複数の海外フェス・ツアーが決定している。これが新世代のジェイポップ、こころはロックンロール。Haru Nemuri is a Japanese singer-songwriter and poetry rapper. She began her music career as a player of synthesizers in a band when she was 17 years old, and she suddenly began to perform as a poetry rapper at the age of 21. Since then, she has been Haru Nemuri and called herself as the singing ultimate weapon. After a few month beginning her career as Haru Nemuri, she performed at a Japanese summer music festival “BAYCAMP2016” as an opening act in September of 2016 even though she didn’t release her official works. She released her debut mini album “Sayonara Youthphobia” in October of 2016. She did her first solo concert which was sold out three months later from her debut and performed at many different music festivals and concerts in the winter of 2016. And she has worked with energy. For example, she made tracks for other musicians, and she sang in some songs of other musicians as a guest rapper. In March of 2017 she released a CD on which her remix songs was recorded. And a year from beginning of Haru Nemuri’s career, she released her second mini album “Atom Heart Mother” in June of 2017. This work was chosen as “Tower-recommen”, which store staffs of CD shop “Tower Records” chose some good works from new release CDs every month. Just in that summer, she performed at a famous Japanese music festival “ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017” because she won the audition, and did at other festivals as well. Furthermore, she composed for a movie “;the eternal/spring” in which a Japanese actress Haruka Imou played the lead in August of 2017. And a month later Haru Nemuri released a single CD “Hello@New World / Torikobosareta Machikara Ai Wo Komete” which was made by Haru Nemuri and Mariko Goto. In the milestone of a year from her debut, she did second solo concert at a hall “Musashino Koukaidou” in Kichijoji, Tokyo. This was the first concert at a hall for her. She was on Web CM of “Moi Lip” which was a medical lip cream made by Shiseido in November of 2017, and she sang and wrote lyrics for the song of that CM. From December of 2017 to February of 2018 she did a concert which she planned every months, she named this three concerts “Fuyu No Daisankaku”. In January of 2018 she did her third solo concert. In addition, she began her career as a composer from 2018. She composed a song “Last Romance” for Tokyo Joshiryu which was an idol group belonging to Avex Management. Haru Nemuri’s music is Japanese pop songs for the new generation, and the heart of her music is rock’n’roll.

いちばん最近アップされた香港バンドとのコラボ曲。


鬱が明けきらない。 頭の中に蔓延るクソ共! 今月は、めーいっぱい予定詰めて、クソは便所に流す! あ”あ”あ”あ”あ”〜〜〜! 

Prune Deer 話梅鹿 – Return 返信 ft. 春ねむり
「 誰をも 傷つけない みんなのうた 殺して 」
不想傷害誰  所以殺死大家的旋律
作曲:Prune Deer 話梅鹿
作詞:Haru Nemuri 春ねむり

待ってた  待ってた
あの日きみが来はしないとわかってながら待ってた
流星群みたいな
誰かの奇跡を
空を見上げ待ってた
濁った 瞳で

朝に焼かれ生まれ変わるああ  いのちだ!

壊れた こころを からだが ひきずる 街は常に仮死状態 くすんだ
夢たちが  ネオンを いびつに光らす 虚無のまんなかで気違う

ぼくらの罪のために 死ぬのはキリストじゃない
誰のせいでもないと叫び雨を降らす
兵士A ぼくの番がくるまで どれくらい?

虚無のまんなかで気違う
それでもまだ探してる
戦場に咲く花  意志が宿るこころを  探してる

この気もちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地からあしのうらを伝わって
ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ
声にならない  さけびとなって  こみあげる
この気もちはなんだろう

吹き込まれた価値観では 呼吸もできずに
死んでいく 見えないヒトラーがぼくを支配し
ゆるやかに意志を失っていく
エンドレス リピート 繰り返す  生活が 死体を積み上げた街で
ぼくは それでも うたを 探してる

枝の先の ふくらんだ 新芽が心をつつく
よろこびだ  しかしかなしみでもある
いらだちだ  しかもやすらぎがある
あこがれだ  そしていかりがかくれている
心のダムにせきとめられ
よどみ 渦まきせめぎ あい
いまあふれようとする
この気もちはなんだろう
あの空の青に手をひたしたい
まだ会ったことのないすべての人と
会ってみたい話してみたい
あしたとあさってが一度にくるといい
ぼくはもどかしい
地平線のかなたへと歩きつづけたい
そのくせこの草の上でじっとしていたい
大声でだれかを呼びたい
そのくせひとりで黙っていたい
この気もちはなんだろう

きみのゆめもぼくの愛もアナーキズムを失い
いのちが枯れても悲しむ間を知らない
誰をも 傷つけない みんなのうた 殺して

うたいたい
うたいたい
うたいたい
うたいたい
うたいたい

いつの間にかサラリーマンになっていた
立ったまま寝る通勤電車も少年ジャンプを読むおっさんにも慣れっこになっていた
まさかと思うじゃん
もう慣れた 慣れたよ
もしも誰かが「世界を征服しに行こうぜ」って言ってくれたら履歴書もスーツも全部燃やして今すぐ手作りのボートを太平洋に浮かべるのに
こういう日に限ってお前からメールは来ないんだもんなぁ
俺はお前がそう言ってくれるのをずっと待ってたんだぜ?
でも世界征服なんて無理だもの
サラリーマンより忙しいもの
別に偉くなりたいわけではないもの
「もしもし、あ、俺だけど最近なにやってんの~?」
「いやちょっと最近迷路にはまっちまってさぁ、すぐに抜け出せると思ってたんだけど
なかなかそうもいかなくて、あ、でもさっき道を聞いたら交差点に出るたび左に曲がれば大丈夫だって言ってたから、もうきっと、きっと、すぐだよ。」
「なんだ、早くしろよ、みんな待ってるぜ」って言ったところで電話は切れてもうあいつは帰ってこないんだってことが、はっきりとわかった
(もうやめた 世界征服やめた
今日のごはん 考えるのでせいいっぱい
もうやめた 二重生活やめた
今日からはそうじ洗濯目いっぱい)
もしもお前が世界征服しに行こうって言ったら
履歴書もスーツも燃やしてすぐにでも太平洋にくりだしたよ
なのにそういう日に限ってお前はメールをよこさないし
貸したCDも返ってこないままだ
俺はお前がそういってくれるのをずっと待ってたてゆうのに
でもしょせん世界征服なんて無理だし
サラリーマンより忙しいし
偉くなりたいわけではないから
知りたくない 知りたくない 知りたくない 何も知りたくないんだよ実際
いくら知識がついたって 一回のポエトリーリーディングにはとてもじゃないけど勝てないよ
果てが無いくせに時おり夢をちらつかせてくる人生や
一日限りの運勢や
どうにも抵抗できない運命みたいなものをいっしょくたにかかえ込んで宛名のない手紙を書き続ける人間の身にもなってみろよ
なってみろよ
「もしもし、俺だけどみんな待ってるぜ?」
「あー、すまんすまん言われた通りに交差点に出るたびに左に曲がってるんだけどなかなか抜けられなくて、でも大丈夫だよ、きっと、すぐだよ」
「いやお前それってさ、思うんだけど…」
ってところで電話は切れて結局何も伝えられない
詩や歌にするのはとても簡単なのに
直接言葉で伝えることがこんなにも難しいことだとはと知らなくて
それなのに知らなくていいことばかり増えてしまって自分の一番近いところにある風景がこんなにもかすんでしまっていることに気が付きもしないなんて!
「人生がもし流星群からはぐれた彗星のようなものだとして」
とお前は言ったんだ
「俺たちはもうどこから来たのかもわからないくらい遠くに来てしまったのかもしれないな」
「そして、どこへ行くのかもわからない」と俺は付け加えた
「まっくらな宇宙の中でどこかに進んでるってことだけがはっきりと、わかる」(わかる… わかる… わかる…)
わかる (わかる… わかる… わかる…)
人生はきっと流星群からはぐれた彗星のようなもので行き着く場所なんてわからないのに命を燃やし続けるんだよ
だから、だから十年後のお前は今のお前を余裕で笑い飛ばしてくれるって
十年後の俺は今の俺を笑い飛ばしてくれるって 間違いないよ
果てがないのに時おり夢をちらつかせてくる人生や、一日限りの運勢やどうにも抵抗できない運命をかかえこんで俺はまだ書き続けるから
詩を書き続けるから やめないぜ

まちゃとなら世界征服できてのかもね。

一言いって欲しかったな。

おめでと。

せかいをとりかえしておくれ

ああ ああ ああ ああ あ! せかいをとりかえしておくれベイベー

ぼくがぼくの孤独を愛した日 せかいは初めてぼくのものだった
正しい呼吸のしかたでぼくは生命をうたっていた

神さまが死んだ日もせかいは終わらなかった それがすべて
使い捨てのこころに慣れきったこの星にぼくら 産み落とされた

焼け野原はゆめを見ない きみはきみの瞳のうつくしさを知らない
雲の火ばなが降りそそぐ この街の真ん中で叫んでくれよ

ああ ああ ああ ああ あ! せかいをとりかえしておくれベイベー

きみがきみの孤独を愛した日 せかいは初めてきみのものになる
正しい呼吸のしかたで春一番がやってくる

神さまが死んだ日もせかいは終わらなかった

これまでに平成ブス列伝みたいななまえであれこれと素敵なアーティストを紹介してきたけどすでに時代のなまえはかわってしまった。かわってもかわらない。かわったにしてもかわらないブスだな・・・。というか身の回りは素晴らしいブスだらけ。ブスにかこまれた毎日です。

春ねむり 2016年睡眠開始。愛と怒りで叫ぶ激情「この世はクソ」ってなまえの横浜出身シンガーソングライター・ポエトリーラッパー春ねむりは春眠暁を覚えず楽曲の作詞・作曲を担当する。そもそもが2020年3月に実施予定してた北米ライブブツアーだったが、新型コロナウイルスのパンデミック禍を受けて完全に2年間延期。今年やっとようやく3月4日のニューヨーク州ブルックリン公演を皮切りに、SXSW2022 MARCH 14 Austin, TX | Elysium テキサス州オースティンの世界最大のショーケースライブイベント「SXSW」を含む全6公演を行った。警察や消防が来たけど。んでもって4月22日(金)にセカンドフルアルバム「春火燎原」(読み:シュンカリョウゲン) をリリース。全21曲収録という渾身のフルボリューム。過去作と比較し、より強靭で攻撃的なビートのプログレッシブサウンドで構築されている本作は、大地を震わすような「Déconstruction」の壮大な幕開けで始まる。映画「猿楽町で会いましょう」の主題歌として描き下ろした「セブンス・ヘブン」では、映画中のセリフをサンプリングするなどフレキシブルな創造性を披露。その他にも、オリジナルアルバム未収録のライブアンセム「Kick in the World」の脱構築バージョンや、女性同士の連帯をうたい国内外より多数のゲストコーラスが参加している「シスター with Sisters」といった、多様な角度から自身の表現メソッドを広げる試みも興味深い。アルバム全体を通し和声の美しさを追求した彼女のヴォーカルが生かされたプロダクションになっており、そのサウンドデザインには神聖な雰囲気が漂う。全曲のトラックを自ら手掛けることで純度を高めたその音は、大作でありながらも一連の音楽になるよう成立させている。domo arigato おおきにありがとう!